目録の書き方と封筒への入れ方

目録の書き方と封筒への入れ方 結婚式

「贈り物に目録を添えたいけれど、正しい書き方やマナーが分からない…」そんな悩みをお持ちではありませんか?

目録は、贈答品の品名や数量、贈り主、受取人などを記載した重要な書類です。しかし、いざ目録を作成しようとすると、適切な用紙の選び方や記載内容、封筒への包み方など、わからないことが多いと感じる方も少なくないでしょう。

目録の書き方を間違えてしまうと、せっかくの贈り物の価値を損ねてしまうかもしれません。逆に、正しいマナーに沿って丁寧に目録を作成することで、贈り主の誠意が相手に伝わり、贈答の真意が一層引き立つはずです。

本記事では、目録の基本的な書き方から、正しいマナーや注意点まで、わかりやすく詳しく解説します。これを読めば、あなたも自信を持って目録を作成できるようになるでしょう。ぜひ最後までお付き合いください。

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⽬録の基本的な書き⽅

⽬録とは何か

⽬録とは、贈答品の品名や数量、贈り主、受取⼈などを記載した書類のことです。贈答の際に、実物の代わりとして贈られるものです。⽬録は、贈り物の内容を正確に伝えるための重要な役割を担っています。

⽬録の起源については諸説ありますが、奈良時代以前から中国の影響を受けて⽇本で使⽤されていたとされています。当時は主に寺院や⾏政機関で財産管理や業務上の必要から作成されていました。平安時代になると、個⼈による⽬録の作成も始まりました。

現在では、結婚式や卒業式、退職記念など、さまざまな場⾯で⽬録が使⽤されています。正式な贈答の際には、必ず⽬録を添えることが習慣となっています。⽬録を作成することで、贈り物に対する思いを丁寧に伝えることができるのです。

⽬録に記載する内容

⽬録には、贈答品の品名と数量、贈り主名、受取⼈名、⽇付などを記載します。品名と数量は、「⼀、○○ ⼀個」のように書き出し、複数ある場合は改⾏して列記します。贈り物の⽬的や由来など、特別な思いを込めたメッセージを添えることもあります。

贈り主名と受取⼈名は、敬称を付けて丁寧に記載しましょう。個⼈の名前だけでなく、企業名や団体名を記載する場合もあります。団体や多⼈数の場合は、代表者名の脇に「他○名」と記し、別紙に全員の名前を連記します。

⽇付は、慶事では「令和○年○⽉○⽇」のように和暦で記載するのが⼀般的です。現代では⻄暦を使⽤することもありますが、改まった贈答の場では和暦を⽤いるのが無難でしょう。正確に⽇付を記載することで、贈答の記録としても役⽴ちます。

適した⽤紙の選び⽅

⽬録を書く際は、奉書紙(ほうしょがみ)と呼ばれる⽩くて丈夫な和紙を使⽤するのが基本です。奉書紙は、古くから公⽂書にも⽤いられてきた由緒ある紙です。⽂房具店や通販サイトで⼊⼿することができ、⽬録⽤の奉書紙も販売されています。

奉書紙の⼤きさは、贈答品の内容や数量に合わせて選びましょう。A4サイズやB5サイズなど、⼀般的な⼤きさのものが使いやすいでしょう。あまり⼤きすぎたり⼩さすぎたりすると、⽬録としての体裁が整いません。

また、奉書紙の厚さにも気を付けましょう。薄すぎるとペンの濃い線が裏写りしてしまうことがあります。適度な厚みのある奉書紙を選ぶことで、美しい仕上がりになります。上質な⽤紙を使⽤することは、贈り主の誠意を表すことにもつながります。

⽬録の正しい書き⽅とマナー

表書きの書き⽅

⽬録の表書きは、「⽬録」または「贈」と書くのが⼀般的です。表書きは、⽬録の右側のスペースの中央あたりに書きます。表書きを書くことで、⼀⽬で⽬録だと分かるようにするのがマナーです。

表書きを書く際は、毛筆またはペン習字で丁寧に書きましょう。あまり派⼿な書体は避け、簡潔で品のある字体を⼼がけましょう。表書きの⽂字は、他の⽂字よりもやや⼤きめに書くのが良いでしょう。

また、⾦⾊や銀⾊のペンを使⽤すると、より格調⾼い印象になります。⽬録⽤の奉書紙に専⽤の表書きが印刷されている場合は、そちらを使⽤しても問題ありません。表書きを美しく書くことで、⽬録全体の雰囲気が引き締まります。

贈り主と受取⼈の記載⽅法

⽬録の左側には、贈り主名と受取⼈名を記載します。贈り主名は「○○様」、受取⼈名は「○○殿」と敬称を付けて丁重に書きましょう。個⼈名だけでなく、企業名や団体名の場合もあります。

贈り主が複数の場合は、代表者名の脇に「他○名」と記載し、別紙に全員の⽒名を連記します。別紙を⽬録に添えることで、全員の名前を伝えることができます。ただし、あまりにも⼈数が多い場合は、別紙を添えずに代表者名のみを記載しても構いません。

受取⼈が不特定多数の場合は、「各位」と記載します。例えば、結婚式の引き出物として⽬録を贈る場合などがこれに当たります。受取⼈が明確でない場合でも、丁重な表現を⽤いることが⼤切です。

贈り主と受取⼈の記載は、⽬録の左側スペースにバランス良く配置しましょう。記載する順番は、上から⽇付、贈り主名、受取⼈名が⼀般的です。美しく整った⽂字で丁寧に記載することを⼼がけましょう。

⽇付の書き⽅

⽇付は、⽬録の左側スペースの⼀番上に記載します。慶事の場合は「令和○年○⽉○⽇」のように和暦を⽤いるのが⼀般的ですが、弔事の場合は⻄暦を⽤いることもあります。⽇付の表記については、地域や慣習によって異なる場合があるため、相⼿の慣習や好みに合わせて選ぶことも重要です。

和暦を⽤いる場合は、元号の後に年数を漢数字で記載し、⽉と⽇は算⽤数字で記載します。ゼロ埋めはせず、「令和元年5⽉1⽇」のように記載しましょう。元号が変わった場合は、その時点での新しい元号を使⽤します。

⻄暦を⽤いる場合は、算⽤数字で「2025年1⽉1⽇」のように記載します。⽉と⽇が⼀桁の場合は、ゼロ埋めをしないのが⼀般的です。ただし、⽉と⽇を2桁で揃えるために、ゼロ埋めを⾏う場合もあります。

⽇付を記載する際は、曜⽇を省略するのが通例です。また、「平成31年」ではなく「令和元年」と新元号を使⽤するのがマナーです。改元のタイミングには⼗分注意しましょう。正確な⽇付を美しい字体で記載することを⼼がけましょう。

⽬録を封筒に包む⽅法

封筒の選び⽅

⽬録を包む封筒は、奉書紙と同じ材質のものを選ぶのが無難です。封筒の⼤きさは、折りたたんだ⽬録よりも⼀回り⼤きいサイズを選びましょう。封筒の⾊については、⽩⾊や薄いクリーム⾊が⼀般的ですが、贈答の内容や相⼿の好みに応じて選ぶことも考慮すると良いでしょう。特に正式な場⾯では、⽩⾊の封筒が無難とされています。

封筒の表⾯には、⽬録と同じく「⽬録」または「贈」と表書きを記載します。表書き以外の記載は不要です。あまり装飾の施された派⼿な封筒は避け、シンプルで上品なデザインのものを選びましょう。

また、封筒の厚みにも気を付けましょう。薄すぎる封筒は、中⾝が透けて⾒えてしまうことがあります。適度な厚みのあるしっかりとした封筒を選ぶことで、品格のある仕上がりになります。封筒の品質も、贈り主の誠意を表すことにつながります。

⽬録の折り⽅

奉書紙に記載した⽬録は、封筒に⼊れる前に美しく折りたたみます。⽬録の折り⽅には地域や流派によって異なる作法が存在しますが、⼀般的には奉書紙を縦に三等分し、左右を内側に折りたたむ「内三つ折り」が⽤いられます。正式な場⾯や特定の流派に従う場合は、事前に確認して適切な折り⽅を選ぶことが望ましいです。

まず、⽬録を縦半分に折ります。このとき、折り⽬がきれいに付くように、折り⽬に沿って爪で軽く線を付けてから折ると良いでしょう。次に、折った⽬録の左右を内側に折りたたみます。左右の折り⽬の位置は、三等分になるように調整しましょう。

折りたたむ際は、折り⽬をしっかりと付け、端をきれいに揃えることを⼼がけましょう。折り⽅が雑だと、⽬録全体の印象が損なわれてしまいます。丁寧に折りたたむことで、美しい仕上がりになります。

封筒への⼊れ⽅

折りたたんだ⽬録は、表書きが外側になるように封筒に⼊れます。このとき、⽬録がぴったりと収まるように、封筒の左右の端を軽く押さえましょう。封筒に⽬録を⼊れたら、封筒の⼝を折り、裏⾯にしっかりと糊付けします。

封筒の⼝は、台形になるように斜めに折るのが⼀般的です。あまり⼤きく折りすぎないように注意しましょう。折り⼝は、封筒の裏⾯に隠れる程度の⼤きさが適切です。

糊付けする際は、適量の糊を使⽤し、端から端までしっかりとのりしろを付けましょう。糊が乾くまでの間、折り⼝をしっかりと押さえておくと、きれいに密封することができます。糊付けが不⼗分だと、封筒が開いてしまうことがあるので注意が必要です。

⽬録作成時の注意点

現⾦を贈る際の書き⽅

現⾦を贈る場合、⽬録には具体的な⾦額を⼤字で記載します。例えば、⼀万円の場合は「⾦壱萬円也」と表記します。その後、「右、○○としてお贈りします」と贈り物の由来を書きます。

現⾦を包む際は、新札を⽤意しましょう。⾦額に⾒合った枚数の新札を揃え、半分に折って重ねます。折った新札を、ご祝儀袋や⾹典袋に⼊れ、表書きを記載して包みます。ご祝儀袋や⾹典袋の選び⽅、表書きの書き⽅にもマナーがあるので、注意が必要です。

書かない⽅が良い事項

⽬録には、贈答品の品名や数量、贈り主、受取⼈などを記載しますが、書かない⽅が良い事項もあります。マナー違反となるような不適切な表現は避けましょう。

例えば、贈答品の⾦銭的な価値を強調するような表現は控えましょう。「⾼価な○○」「○万円相当の△△」などと記載するのは、マナー違反です。あくまでも、贈る品物の内容を正確に伝えることが⽬的です。

また、贈答の理由や⽬的を詳しく説明するような⻑⽂は避けましょう。簡潔に記載することを⼼がけ、贈答の本質を⾒失わないようにしましょう。

品物の選定理由や、贈る際の思いは、⼝頭や別の⼿紙などで伝えるようにします。⽬録は、あくまでも贈答品の内容を正確に記録するための⽂書であることを忘れないでください。

簡易な⽬録の作り⽅

改まった贈答の場合は、奉書紙を⽤いた正式な⽬録を作成しますが、簡易な⽬録を作る⽅法もあります。パソコンで⽬録の⽂例を検索し、それをもとに作成するのも⼀つの⽅法です。

ワープロソフトを使って⽬録を作る場合は、⽂字の⼤きさや配置などを⼯夫しましょう。表書きは少し⼤きめの⽂字で記載し、贈答品の品名や数量は箇条書きにすると⾒やすくなります。

また、ペンで⼿書きする場合は、あらかじめ下書きをしておくと良いでしょう。下書きをすることで、⽂字の⼤きさや配置を調整することができます。清書する際は、美しい字で丁寧に書くことを⼼がけましょう。

簡易な⽬録でも、贈り主と受取⼈の敬称や⽇付の書き⽅など、基本的なマナーは守るようにしましょう。相⼿に失礼のないよう、丁重な態度で⽬録を作成することが⼤切です。

⽬録の例⽂集

結婚式での例⽂

結婚式で引き出物を贈る際の⽬録の例⽂をご紹介します。

⽬録

⼀、●●銀⾏ 商品券 5万円分 ⼀枚
⼀、〇〇百貨店 ギフト券 3万円分 ⼀枚

右、今後とも末永くご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

令和○年○⽉○⽇
新郎 ●● ●●
新婦 ▲▲ ▲▲

各位

引き出物として、商品券やギフト券を贈る場合の例⽂です。品名と⾦額、枚数を明記し、「各位」と記載して不特定多数の受取⼈に贈ることを⽰しています。

退職記念品の例⽂

会社を退職する際、お世話になった⽅への記念品を贈るときの⽬録の例⽂です。

⽬録

⼀、図書カード 1万円分 ⼀枚

右、⻑年のご厚情に⼼より感謝し、今後のご健勝と益々のご活躍をお祈り申し上げます。

令和○年○⽉○⽇
○○株式会社
営業部 ▲▲ ▲▲

●●●● 様

お世話になった⽅のお名前を具体的に記載し、⻑年の感謝の気持ちを添えています。贈り主名は、会社名と部署名、個⼈名を併記しています。

イベント景品の例⽂

社内イベントなどで景品を贈る際の⽬録の例⽂をご紹介します。

⽬録

⼀、商品券 5千円分 ⼀枚
⼀、〇〇ワイン ⼀本
⼀、▲▲スイーツ詰め合わせ ⼀箱

右、⽇頃のご協⼒に感謝の意を表します。

令和○年○⽉○⽇
社内レクリエーション実⾏委員会⼀同

景品を複数⽤意する場合の例⽂です。品名と数量を列記し、簡潔な感謝の⾔葉を添えています。贈り主名は、実⾏委員会の名称のみを記載しています。

以上、⽬録の書き⽅について詳しく解説しました。マナーを守り、真⼼を込めて⽬録を作成することで、贈答の真意が相⼿に伝わるはずです。⼤切な贈り物に⽬録を添えて、⼼を込めて贈りましょう。

>>謝辞封筒の書き方

目録の書き方と封筒への入れ方のまとめ

本記事では、贈り物に添える目録の正しい書き方と、目録を封筒に入れる方法について詳しく解説してきました。

目録は、贈答品の内容を正確に伝え、贈り主の誠意を示すために欠かせない存在です。適切な用紙を選び、必要な情報を過不足なく記載することが大切です。また、目録を折りたたみ、封筒に入れる際にもマナーを守ることが求められます。

目録作成の際は、現金を贈る際の書き方や、書かない方がよい事項にも注意が必要です。簡易な目録の作り方も覚えておくと便利でしょう。

記事内では、結婚式や退職祝いなどのシーンに合わせた目録の例文も紹介しています。ぜひ参考にして、さまざまな場面で活用してみてください。

目録の書き方と封筒への入れ方を理解し、心を込めて贈り物を届けることで、相手に感謝の気持ちが伝わることでしょう。

項目 ポイント
目録の基本的な書き方 適切な用紙の選択、記載内容、日付の書き方など
目録の正しい書き方とマナー 表書きの書き方、贈り主と受取人の記載方法など
目録を封筒に包む方法 封筒の選び方、目録の折り方、封筒への入れ方
目録作成時の注意点 現金を贈る際の書き方、書かない方がよい事項など
目録の例文集 結婚式、退職記念品、イベント景品での例文