小学校で使える賞状の書き方とレイアウト

小学校で使える賞状の書き方とレイアウト 賞状

小学校で賞状を作成する際、どのような文面にすればよいのか、どんな書き方のルールがあるのか悩んでいませんか。子どもたちの努力や成果を称える大切な賞状だからこそ、正しい書き方で心のこもった一枚を作りたいものです。

実は賞状には、句読点を使わない、元号で日付を書くなど、独特のマナーが存在します。これらの基本的なルールを理解することで、格式のある美しい賞状を作成できるようになります

この記事では、小学校向けの賞状の書き方について、文例から具体的な作成手順まで詳しく解説します。テンプレートを活用した効率的な作成方法や、プロの筆耕に依頼する際のポイントもお伝えします。

読み終える頃には、運動会や学習発表会、各種コンクールなど、あらゆる場面で活用できる賞状作成の知識が身につきます。子どもたちにとって一生の宝物となる、素敵な賞状を作ってみませんか。

>>賞状を捨てるときのポイント

小学校向け賞状の文例・書き方テンプレート

小学生向けの具体的な文例

小学生に贈る賞状は、子どもたちの努力や成長を讃える大切な記念品となります。文例を作成するときは、難しい言葉を避けて、子どもにも理解できる温かみのある表現を選ぶことが重要です。

運動会でクラス対抗リレーに優勝したときの文例を見てみると、第一位 六年一組殿 あなたがたは第○回○○運動会において見事クラス別対抗リレーで一位の成績を収められましたといった具合に、達成した内容を明確に記載します。続けてクラスがまとまり朝練をがんばった日々の賜ですと努力の過程も認め、よくがんばりましたよってここに賞状を贈りますと締めくくる構成が基本となります。

読書活動への取り組みを表彰する場合は、読書賞として一学期の間に五十冊の本を読んだことを称えます。これからもたくさんの本に出会い感性を磨いてくださいといった励ましの言葉を添えることで、子どもたちの継続的な成長を促す効果が期待できます。学習面での成果を認める文例としては、かけ算九九を覚えられたことや漢字の学習をがんばったことなど、具体的な達成内容を明記して、子どもたちの自信につながる内容にすることが大切です。

賞状の文面の書き方(小学校での基本)

文体・表現のマナー

賞状を作成する際には、独特のマナーと慣習が存在します。最も重要な規則として、賞状の文面には句読点を付けないという伝統的な慣習があります。これは相手への敬意を示すためのマナーであり、句読点がなくても文章を読める教養のある人として扱うという意味が込められています。

文章の区切りが必要な場合は、一文字分の空白を入れるか改行することで対応します。例えば功績を述べた後によってという接続詞を使う場合は改行して、読みやすさを確保しながらも格式を保つ工夫をします。受賞者への呼びかけには個人の場合はあなたまたは貴殿を使い、団体の場合は貴組合などの適切な呼称を選びます。

年号については西暦ではなく元号を使用し、縦書きの場合は漢数字で令和六年十二月二十日のように記載することが基本となります。また通常の文書とは異なり、文頭の一字下げは行わず、すべての文章を同じ高さに揃えて記載する点も特徴的です。これらのマナーを守ることで、格式のある正式な賞状として認められる文書になります。

文章構成と文例の基本型

賞状の文章構成には、受賞者の功績を簡潔かつ的確に表現するための基本型が存在します。主文は前半部分で功績を述べ、後半部分でその理由や評価を記載する二部構成が一般的です。文字数は全体のバランスを考慮して六十から八十文字程度にまとめることが推奨されています。

表題と文末の表現は必ず一致させる必要があり、賞状なら賞します、表彰状なら表彰します、感謝状なら感謝の意を表しますという対応関係を守ります。文章の行数は短いものであれば二行程度、長い場合でも十行以内に収めることで、見た目の美しさと読みやすさを両立させます。

熟語を使用する際は途中で改行しないよう配慮し、助詞のはやへ、をなどが行頭に来ないように文字サイズを調整します。文章全体を通して冗長な表現を避け、受賞者の功績や努力を端的に表現することで、受け取る側にとって価値のある賞状となります。簡潔さと格式のバランスを保ちながら、子どもたちの成長や努力を適切に評価する文章構成を心がけることが大切です。

賞状のレイアウトと書き方準備(小学校編)

下書きとレイアウト設計

賞状を美しく仕上げるためには、入念な下書きとレイアウト設計が欠かせません。まず用紙全体を見渡し、上下左右の余白を均等に設けて、文字を配置する範囲を鉛筆と定規で薄く線引きします。この準備作業が、最終的な仕上がりの美しさを大きく左右することになります。

全体の構成を三つのブロックに分けて考えると整理しやすくなります。第一ブロックには表題と受賞者名、第二ブロックには主文、第三ブロックには年月日と贈呈者名を配置します。それぞれのブロックの文字サイズは、第一と第二が大きめで同じくらい、第三が小さめという比率を基本とします。

レイアウトを決める際は、横長の用紙の場合、文字全体がなだらかな山型のカーブを描くように配置すると美しく見えます。文字の書き出し位置は、各行の頭を丸で表してスペースを確認したり、自信がない場合は一文字ずつマス目を書いて正確な位置を把握する方法も有効です。下書きの文字も薄く書いておくことで、後から消しゴムで消す作業が楽になります。

文字の配置とサイズのバランス

文字の配置とサイズのバランスは、賞状全体の印象を決定づける重要な要素となります。表題は中央よりやや上部に最も大きく太字で記載し、主文の一・五倍から二倍程度の大きさにすることが基本です。受賞者名は表題より小さく、主文より大きめのサイズで、表題の左隣に配置します。

主文の文字サイズを決める際は、漢字をひらがなよりもわずかに大きく書くことで、視覚的なメリハリをつけます。これにより、一行あたりの文字数が多少変動しても、全体として調和のとれた印象を与えることができます。年月日は最も小さい文字で、主文から一文字分下げた位置から記載を開始します。

贈呈者名の配置では、代表者名を基準として、会社名や組織名はやや小さめに、肩書きは代表者名の真上にさらに小さく配置する階層構造を作ります。全体を通じて、中心線を意識しながら左右対称のバランスを保つことで、格式のある美しい賞状に仕上がります。特に小学生向けの賞状では、子どもたちが誇らしく感じられるよう、丁寧で整った配置を心がけることが大切です。

賞状の清書と仕上げの書き方(小学校向け)

下書きから清書までの手順

下書きが完成したら、いよいよ清書の段階に入ります。清書には筆ペンや毛筆を使用することが一般的ですが、楷書体で一文字ずつ丁寧に、読みやすさを最優先に書くことが基本となります。インクがしっかり乾くまで待ちながら、焦らず着実に進めていくことが成功の秘訣です。

清書を始める前に、使用する筆記具で別紙に練習することをおすすめします。特に表題のような大きな文字は、筆圧や文字の太さを確認してから本番に臨むと失敗を防げます。文字を書く順序は、まず表題から始め、次に受賞者名、主文、最後に年月日と贈呈者名という流れで進めていきます。

清書が終わったら、インクが完全に乾くまで十分な時間を置きます。その後、下書きの鉛筆線を消しゴムで丁寧に消していきますが、このとき文字をこすらないよう注意が必要です。消しゴムは新しいものを使い、軽く押さえるようにして消すことで、インクのにじみや汚れを防ぐことができます。最終的に全体を確認し、文字の抜けや誤字がないかをチェックして完成となります。

押印の位置とマナー

賞状の仕上げとして重要な要素が押印です。贈呈者名の下に社印や代表者印を押すことで、正式な文書としての証明となります。押印の位置は、代表者名の最後の文字に少しかかるように配置することが一般的で、これにより偽造防止の効果も期待できます。

印鑑を押す際は、朱肉を均一につけて、まっすぐ垂直に押し下げることが重要です。斜めに押したり、力が偏ったりすると、印影がぼやけたり欠けたりする原因となります。特に賞状の枠の装飾に印鑑が重ならないよう、位置を慎重に確認してから押印します。

小学生向けのカジュアルな賞状では、押印を省略する場合もありますが、正式な表彰や卒業証書などでは必須となります。社印と代表者印の両方を押す場合は、社印を会社名の箇所に、代表者印を代表者氏名の下に配置します。最近では社印のみを押印するケースも増えていますが、いずれの場合も、賞状全体のバランスを崩さないよう配慮しながら、格式のある仕上がりを目指すことが大切です。

賞状の基本構成と書き方(小学校向け)

賞状と表彰状・感謝状の違い

賞状という言葉は、実はすべての書状を含む総称として使われています。賞状は優秀さを競い合う競技での成果を称え、表彰状は貢献や成果を讃え、感謝状は感謝の気持ちを伝えるという、それぞれ異なる目的を持っています。この違いを理解することで、場面に応じた適切な書状を選ぶことができます。

小学生の運動会やコンクールで順位を競った結果を称える場合は賞状が適しています。一方、児童会活動での貢献や、学校行事での協力を評価する場合は表彰状を選びます。ボランティア活動への参加や、地域清掃への協力などに対しては感謝状を贈ることで、子どもたちの善意を適切に評価できます。

それぞれの書状は、文末の表現も異なります。賞状では賞します、表彰状では表彰します、感謝状では感謝の意を表しますという締めくくりを使います。また、修了証書や認定証書のような証書類は、事実を認定する性質を持つため、修了したことを証しますといった表現を用います。このような使い分けを理解しておくことで、子どもたちの様々な活動や成果を適切に評価し、記録として残すことが可能になります。

必須の構成要素(表題・受賞者名・本文・日付・贈呈者・押印)

賞状には必ず含めるべき六つの基本構成要素があります。表題、受賞者名、本文、日付、贈呈者名、押印という六要素が揃うことで、正式な賞状として認められます。これらの要素は、それぞれに定められた位置と大きさのルールに従って配置することが重要です。

表題は賞状の顔となる部分で、最も大きく目立つように中央上部に配置します。受賞者名は表題の左隣に、敬称の殿や様を付けて記載し、必要に応じて学年やクラス名も併記します。本文は賞状の中心となる部分で、あなたはから始まる定型的な書き出しで、具体的な功績や評価を述べていきます。

日付は式典や表彰式の日を記載するのが原則で、令和のような元号を使用して漢数字で表記します。贈呈者名は学校長の名前や組織の代表者名を記載し、その上に小学校名や肩書きを小さめの文字で配置します。最後に押印を行うことで、公式な文書としての効力を持たせます。これらの要素を適切に配置することで、子どもたちにとって一生の宝物となるような、価値のある賞状を作成することができるのです。

>>賞状筆耕とは?

小学校の賞状の書き方のまとめ

小学校で賞状を作成するときは、基本的なルールとマナーを理解することから始めることが大切です。句読点を使わない、元号で日付を記載する、表題と文末表現を一致させるなど、賞状ならではの決まりごとがあります。これらの書き方の基本を押さえることで、子どもたちに誇りを持って受け取ってもらえる賞状が完成します

レイアウトでは、表題を最も大きく、受賞者名は中くらい、日付や贈呈者名は小さめにするというバランスが重要になります。下書きから清書まで丁寧に進め、最後に押印することで正式な文書として仕上がります。

賞状と表彰状、感謝状にはそれぞれ異なる目的があり、小学校の様々な場面で使い分けることができます。運動会や読書活動、学習の成果など、子どもたちのがんばりを適切に評価する文例を参考にしながら、心のこもった賞状を作成することが可能です。筆耕のプロに依頼することも選択肢のひとつですが、基本的な知識があれば自分でも素敵な賞状を作ることができるのです。

項目 内容
基本マナー 句読点を使わない、元号使用、一字下げなし
構成要素 表題・受賞者名・本文・日付・贈呈者・押印
文字の大きさ 表題>受賞者名>本文>日付・贈呈者
種類 賞状(競技)、表彰状(貢献)、感謝状(感謝)
文字数目安 本文は60~80文字程度